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コラム

2025/02/17

【ご相談事例】Z世代とつくる職場改革

こんにちは!『課題解決!オーダーメイド型研修』でおなじみの株式会社Beスタッフィング広報担当です!

 

私たちは企業の人材に関わる課題を解決するため、さまざまな研修をご提供していますが、業界や業種、あるいは会社特有の課題など、その内容は千差万別です。そのため、研修をオーダーメイドで提供し、各企業様の課題に最適な研修を実現しています。

 

さて、今回はパワハラをしてしまったS課長へのカウンセリング後のお話です。パワハラをされた側へのカウンセリングではなく、パワハラをしてしまった人へのカウンセリングです。

 

パワハラをしてしまう人は概ね仕事熱心で優秀な方だったりします。自分の成功体験を部下に押し付けてしまい、それがパワハラになってしまうケースが少なくありません。企業としては、このような優秀な社員が二度とパワハラをせずに部下指導してくれるのが一番嬉しい。そこでカウンセリングが必要になってきます。これはどの会社様でも同じ希望を持たれているのではないでしょうか?パワハラをしてしまったこと自体は良くないことですが、それを理由にその方をずっと閑職に置いておくことはできません。今回のケースもパワハラをしてしまったS課長を再起させようと取り組んだ時の出来事です。

 

パワハラをしてしまった管理職の方にはカウンセリングを受けていただきます。このカウンセリングの中で、部下一人ひとりの「取扱説明書」を作っていただきます。多くの方がパワハラをしてしまった後に別の部署に異動します。そのため人間関係は一から始まる。その環境で一人ひとりの部下をしっかりと見つめ、部下をどう指導すればよいかを考えるのです。この課題は自身と部下との違いを把握してもらうという意味もあります。部下と自分は違う。だから自分の成功体験を押し付けるのは間違っていると認識していただくためです。

 

さて、ここでパワハラをしてしまったS課長のお話です。パワハラと認定され、別の部署に異動したS課長。部下の取扱説明書を作るために部下一人ひとりと向き合っており、部下からしっかりと話を聞くために笑顔で取り組んでいます。このプロセスには部下の協力が必要不可欠です。一人ひとりの取扱説明書を作るにはしっかりとヒアリングをしなくてはいけません。思った以上に大変な作業ですし、部下の方にも負担がかかります。でも上司が一所懸命やっている姿を見せると部下も協力的な態度になってくれるのです。

 

ある日、クレームが入り、対応していたときのこと。S課長は今まで通りの「威圧的な険しい表情」になっていました。そこを部下であるZ世代の若者から「S課長!怖い顔になっていますよ!(笑)」と突っ込まれたそうです。

 

Z世代とは2024年現在、10代後半から20代あたりの人を指す言葉です。彼らの特徴として、年上の人に対しても物おじせず発言するという傾向があります。それより前の世代だと上下関係を厳しく躾けられているのでなかなか発言できないのですが(もちろん例外の人もいます)、Z世代の方は年が上だろうが役職が上だろうがあまり関係ないという方が多い傾向があります。

 

Z世代の若者に突っ込まれたS課長。驚いたと同時に、この言葉が意外と嬉しかったそうです。この後、この部署のコミュニケーションが活発となり、S課長を含めてとても良い雰囲気の職場となりました。もちろんZ世代の発言が全てOKというわけではありません。しかし、多くの企業がZ世代に対して「今どきの若い者は・・・」という態度になっていないでしょうか?今回のケースのようにZ世代の若者が発言できるような環境を作ることで、人が活き活きと働けますし、業績にも良い影響を与えます。

 

課題のない企業は存在しません。今回はZ世代が発言できる環境を作ることでパワハラ課長を再生し、業績まで上がったお話でした。もし組織強化や社内コミュニケーションでお悩みの方は、ぜひお気軽にBeスタッフィングまでご連絡ください。課題を解決する研修をご用意し、課題解決に向けて邁進する人材を育成します。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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