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実績・導入事例

≪実績≫50代向けOJT指導研修






50代向けOJT指導研修実績

「見て覚えろ」で育ってきた自分が、若手を教える…?

そんな戸惑いを抱える50代は少なくありません。でも、適切な研修を受けた50代の指導力が若手を大きく成長させるとしたら——。

今回は、50代社員向けOJT指導研修を実施し、世代を超えた知識継承に成功したN社様の事例をご紹介します。

「50代に、OJTを教えてほしい」前例のない依頼

N社の研修ご担当者様から、こんなご相談をいただきました。

📋 N社様からの依頼内容

  • 対象:50代社員(ベテラン層)
  • 目的:20代の若手社員へのOJT指導ができるようになること
  • 背景:30代の中堅層が少なく、50代が直接若手を育てる必要がある
  • 課題:「どう教えていいかわからない」と困っている

通常、OJT指導者研修の対象は30歳前後。しかし今回は、50代が20代を教えるという、全く異なる設定でした。

⚠️ 多くの企業で起きている現実

人口動態の変化により、「50代が20代を直接指導する」構造が増えています。しかし、現在の50代が若手だった1990年代は、OJTという言葉自体が一般的ではなく、「見て覚えろ」「技は盗むもの」が当たり前。自分自身がOJTを受けた経験がないのです。

教えてもらったことがないから、教え方がわからない——これは決して能力の問題ではありません。

研修前に見えた「50代の本音」と「世代間ギャップ」

研修初日、参加者の表情は硬く、どこか不安そうでした。

💭 50代参加者の本音

不安①:コミュニケーション

「正直、若手とどう接していいかわからない」「何を考えているのか理解できない」

不安②:世代間の違い

「自分の経験を話しても『昔話』って顔をされる」「LINEとかSNSとか、よくわからない」

不安③:指導の加減

「厳しく言うと、すぐに辞めてしまいそうで怖い」「かといって、甘やかしていいのかもわからない」

約30年の時間の隔たり:

50代が新人だった1990年代と、20代の新人が生きる2020年代。バブル崩壊直後の「長時間労働が美徳」の時代と、「ワークライフバランス重視」「生まれた時からインターネット」の時代。まさに「不適切にもほどがある」と感じるほどの価値観の違いが存在していました。

私たちが提案した「段階的プログラム」

この状況を踏まえ、私たちは一般的なOJT研修とは一線を画す、50代向けにカスタマイズしたプログラムを設計しました。

🎓 研修の4つのステップ

ステップ①:自分の若手時代を振り返る

まず、参加者自身が新人だった頃の記憶を呼び起こす。当時の不安や困ったこと、受けた指導を言語化する。

ステップ②:現代の若手を理解する

Z世代の特性、価値観、コミュニケーションスタイルを学ぶ。「なぜそう行動するのか」の理由を知る。

ステップ③:OJTの本質を学ぶ

OJTとは何か、なぜ必要なのか。NLP(神経言語プログラミング)を活用した個別最適化の指導法も習得。

ステップ④:実践的スキルの習得

事例検討とロールプレイ。特に「失敗時の声かけ」など、現場で即使えるスキルを身につける。

ステップ①:失われた記憶を呼び起こす瞬間

研修は、参加者自身の若手時代を振り返ることから始まりました。

💡 ワーク:「あなたが新人だった頃」

  • 入社した時、どんな気持ちでしたか?
  • どんなことに不安を感じましたか?
  • 上司からどんな指導を受けましたか?
  • 嬉しかった言葉、傷ついた言葉は?
  • 「こう教えてほしかった」と思ったことは?

最初は「もう30年も前だから…」と記憶が曖昧でした。しかし、時間をかけて丁寧に言語化していくと、少しずつ当時の記憶が蘇ってきます。

参加者の気づき:

「そういえば、何も教えてもらえなくて困ったな…」
「先輩が忙しそうで、質問できなかった」
「怒鳴られた時、本当に怖かった」
「認めてもらえた時は、すごく嬉しくて頑張れた」
「今の若手も、同じように不安なんだろうな…」

ある50代の参加者が、こう言いました。

「自分も最初は何もできなくて、毎日不安だった。それを忘れていました」
「若手を見て『これくらいできて当然』と思っていたけど、自分も最初は同じだったんですよね」

この瞬間、参加者の表情が変わりました。若手への共感が生まれたのです。

ステップ②:「そうだったのか!」Z世代の特性理解

次に、現代の若手社員(Z世代)の特性を詳しく解説しました。

✅ 効率性・合理性を重視

「なぜこの仕事をするのか」という目的を知りたい。非効率な作業に疑問を持つ。

✅ ワークライフバランス重視

仕事は人生の一部であって全てではない。残業を美徳とは思わない。

✅ 承認欲求が強い

「認められたい」「褒められたい」。小さな成功体験を積み重ねたい。

✅ 失敗を恐れる

完璧主義の傾向。失敗して怒られることへの強い不安。

この説明を聞いた50代の参加者たちは、目を丸くしました。

「だから、あんなに『これ、何のためにやるんですか?』って聞いてくるのか」
「電話を避けたがるのは、サボっているわけじゃなかったんだ」
「承認欲求が強いから、頻繁に『どうですか?』って確認に来るんですね」

理解できないと思っていた行動に、明確な理由があったのです。

ステップ③:NLPを活用した「個別最適化」指導法

ここで、一歩踏み込んだ内容を紹介しました。NLP(神経言語プログラミング)を活用した、相手の特性に合わせた指導法です。

🧠 3つのタイプを理解する

視覚優位タイプ(Visual):見ることで理解する。図や表、イメージが効果的。

聴覚優位タイプ(Auditory):聞くことで理解する。言葉での説明が効果的。

体感覚優位タイプ(Kinesthetic):実際にやってみることで理解する。体験が効果的。

参加者の反応:

「だから、同じ説明でも理解する人としない人がいたんだ!」
「自分は視覚タイプだから、図で教えてたけど、相手は聴覚タイプだったのかも」
「これ、すごく納得できる!」

ステップ④:最も重要な「失敗時の対応」ロールプレイ

そして、研修の最後に最も重要なワークを行いました。

💡 ケーススタディ

【シーン】新人が、重要な書類の提出期限を忘れていた。締切当日の夕方に気づき、客先への提出が間に合わない。

あなたならどう声をかけますか?

❌ やってしまいがちなNG対応

「なんで忘れたんだ!」「これくらいできないのか」「前も言ったよね?」「どうするんだ、これ」
→ 本人も落ち込んでいるのに責める。解決につながらない。信頼関係を損なう。

✅ 正しい対応の5ステップ

①まず事実確認「何が起きたか、整理して教えてくれる?」
②感情を受け止める「焦ってるよね。大丈夫、一緒に対応しよう」
③今できることを考える「今から何ができるか、一緒に考えよう」
④行動する「じゃあ、私が○○に連絡する。君は△△をお願い」
⑤振り返りと再発防止「落ち着いてから、なぜこうなったか一緒に振り返ろう」

この5ステップを、実際にロールプレイで練習しました。

新人役を体験した参加者の声:

「責められると、本当に辛い…」
「『一緒に』って言われると、すごく安心する」
「失敗を責められると、次から隠したくなる気持ちがわかった」

失敗を体験するからこそ、実際の現場で正しい対応ができるようになるのです。

研修後にN社様で起こった「奇跡のような変化」

研修から2ヶ月後、N社の人事担当者から嬉しい報告をいただきました。

🔄 生まれた好循環

50代社員の変化
「若手とのコミュニケーションが明らかに良くなりました」「むしろ、若手の成長を楽しんでいる様子が見られます」

20代社員の変化
「50代の先輩に、気軽に質問できるようになりました」「『怖い』と思っていた先輩が、実は優しかった」

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