【新サービス:研修】外国人の新入社員向け:日本企業でのモラル・ビジネスマナー研修
こんにちは!Beスタッフィング 広報担当です。
先日、「日本企業でのモラル・ビジネスマナー研修」を実施いたしました。私たちにとっても初の試みとなる研修でしたが、ご参加いただいた方にとても喜んでいただけましたので、研修のレビューをお伝えいたします。
この研修は、某自動車関連会社の新入社員研修として実施しました。参加者は75名。半数が外国人ですが、半数は日本人です。「日本企業でのモラル・ビジネスマナー研修」というタイトルなので、対象は外国人のみだと思われますよね。私たちも従来は分けて実施していたのですが、今回外国人と日本人を合わせて実施いたしました。それは「相互理解を深めるため」です。そして、ここが「初の試み」となります。
●初の試みとは
外国人の方に「日本人とのコミュニケーションはこんなところに気を付けましょう」とお伝えするのが従来の研修でしたが、一緒に働く日本人を参加させると「え?そんなところが分からないんだ!」と驚いていただけます。例えば「時間はしっかり守ろう」ということは日本人なら当たり前のこと。幼いころからそうやって教育されています。しかし、外国人の方はこの時間を守るという意識が薄いため、時間を大まかにゆったりと捉えています。これは教育の違いから来る差で、外国人の方はわざと遅刻しようと思ってやっているわけではありません。時間一つとってもこんな大きな差があるわけですから、細かいところを挙げればキリがありません。その現状を日本人に知っていただくことで、「悪気があるわけではない」ということが分かってもらえます。この相互理解が有るのと無いのではコミュニケーションに大きな差が出るのです。
なぜ、私たちがこのことに気が付いたのかというと、弊社のグループである「サン事業協同組合」という外国人技能実習生事業を運営しているから。海外から来る実習生たちと多くの時間を共にすることで、文化や教育の違いをしっかりと理解し、違いを受け入れ問題を解決しようと日々努力してきたからこそ生まれた研修となります。
●講師は外国人スタッフ
この研修を行うのは「趙 真(ちょう しん)講師」。中国出身の高身長イケメンの好青年です。中国から十数年前に来日した彼が、日本に来て困ったこと、日本人とのコミュニケーションで気を付けなくてはいけないことなど、自分自身の体験を踏まえて話すため、日本人が考える外国人のための研修とは大きく異なり、「外国人が実際に体験して学んだことを伝え、迅速に日本の社会に順応させる研修」が実現しました。自分の体験談など伝えたいことが多すぎて6時間の長丁場な研修にも関わらず時間が足りないくらいでした。しかし、彼の爽やかなキャラクターと軽快なトークで、参加者の方は疲れを見せることなく最後までついて来てくれました。
ちなみに、この趙真講師は普段から丁寧なあいさつをしたり、爽やかな笑顔で話したりするなど、日本人が見習うべき部分が多々ある青年です。日本語も大変上手なので、外国人参加者から「憧れる」という感想がたくさん集まる人気講師です。今回はネパールの方も多かったので、ネパール語を事前に勉強してところどころで挟み込む気遣いができるのも人気の一つです。
●外国人にも日本人にも好評でした
さて、この研修では文化の違いから来る日本人との差を理解するところから始まります。日本特有の「謙虚」や「和」という考え方について学び、日本企業で気を付けるべきルールとして時間厳守や片づけ、あいさつなどの基本的なビジネスマナー、続いて日本のビジネス習慣について学びます。最後はケーススタディです。もちろんですが、日本人の新入社員研修の要素も含んでいます。新入社員研修をしながら異文化を理解することができ、チームワークの向上にもつながるというこの研修。受講後のアンケートも楽しかった、面白かった、がんばろうと思ったというポジティブな回答をたくさんいただきました。日本人受講者さんからは「積極性が大事だと分かった」という回答もちらほら・・・やはり積極性は外国人のほうが強い印象です。
この研修は外国人の新入社員、そして彼らと一緒に働く新入社員を対象としていますが、外国人の方を雇っている方やこれから雇いたいとお考えの方には、まず彼らの文化をご理解いただくことこそが、チームワークの構築には必要不可欠だと私たちは考えています。そのための研修もご用意しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
以上、Beスタッフィング 広報担当でした!
今後とも宜しくお願い致します!
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